夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった
っていう、谷川俊太郎さんの詩集があります。
このタイトルが切ないほど好きなんです。
ていうか、谷川さんの詩集のタイトルは
ほとんど私のストライクど真ん中ハート鷲掴みなんですよ。
「コカコーラ・レッスン」しかり、
「二十億光年の孤独」しかり、
「空の青さをみつめていると」しかり。
そんな大好きな本には
谷川さん直筆のサインがあったりします。
9年前の松本での某クラシックコンサート会場で
偶然ご本人をお見かけして
でもって偶然「夜中に~」の本が鞄の中にあったりした日に
もー清水の舞台から飛び降り!!な勢いで
「ささささささサイン戴けませんか!!」てなことをやっちまったわけです。
優しい谷川さんは突然こんな失礼な突撃にも
にこやかにマイ筆ペンを自然に取り出して
さらさらっとサインして下さいました。
(同じ日に、小澤征爾御大にもコンサートパンフにサインをもらう
暴挙を行った私ですた)
本気と書いてマジで一生の宝物となったこの詩集本。
人間丸裸な言葉が羅列されてるけど
日々、時が過ぎるごとにひとつひとつの言葉が心に沁みてきます。
昨夜はちょっとこの本を読みたくなって
久しぶりに本棚から引っ張り出してみたけれど
谷川さんの詩は変わらず私に優しくて厳しくて切なかった。
しばし、マイブーム谷川俊太郎中です。
by paikaje | 2007-02-07 23:54 | 日常